2023年2月22日（水）・2月23日（木／祝）の2日間、渋谷HIKARIEにて開催された「TOKYO KNIT 総合展 2023 クロスオーバーエキシビション」がご好評のうちに終了しました。2月21日（火）のプレス向けプレビューも合わせて、アパレル・メディア関係者含む400人を超える方にご来場いただきました。

渋谷HIKARIE 8階のCOURT会場では「クオリティコレクション」「リサイクループ プロジェクト×TENDER PERSON」「デザイナーコラボレーション YUKI HASHIMOTO」、CUBE会場では「個別企業プレゼンテーション」と、2会場を4つのエリアに分けて展示。コンセプトの異なるさまざまなアイテムすべてをTOKYO KNITの認証企業が手掛けており、技術力の幅と品質の高さを存分に感じていただける機会となりました。

■クオリティコレクション

「サステナビリティ」をテーマにオリジナルアイテムの制作に取り組んだ「クオリティコレクション」では、1つ1つに制作手法などが書かれたパネルを設置。実際にアイテムを触っていただきながら、パネルを読み込むお客様の姿も見られました。
制作背景や手法について、監修の芳村貫太氏がユナイテッドアローズ上級顧問 栗野宏文氏と語る公式YouTubeもぜひご覧ください。

■リサイクループ プロジェクト×TENDER PERSON

廃棄される裁断クズを活用して反毛・紡績し編み立てた生地から服を作る「リサイクループ プロジェクト」と「TENDER PERSON」のコラボレーションでは、パリで開催されたショールームでも好評を博したアイテムを展示。スマートフォンやARゴーグルをかざすと、裁断クズのまわりをモデルがウォーキングするARプレゼンテーションや、タッチパネルモニターで360度撮影されたモデルを拡大縮小して見ることのできる新しいかたちの展示も、多くの人に楽しんでいただきました。
コラボレーションのきっかけやTOKYO KNITとの協業について、「TENDER PERSON」のお二人にこちらの公式YouTube インタビュー動画で詳しく語っていただいています。

■デザイナーコラボレーション YUKI HASHIMOTO

TOKYO FASHION AWARD 2020受賞の新進ブランド、「YUKI HASHIMOTO」とのコラボレーションには認証企業7社が参加。23年秋冬コレクションの発表に先駆けて、ブランド初となるウイメンズを含む7つのルックをお披露目しました。それぞれのアイテムがどのように作られたか、デザイナーの橋本祐樹氏に公式YouTubeでインタビューしています。

■個別企業プレゼンテーション

オリジナルのファクトリーブランドを持つ認証企業を中心に、13社が参加。生地・縫製・裁断・染色など、各社の独自技術を発揮した幅広いアイテムや取り組みの展示は、実際の商談にもつながりました。
TOKYO KNITの認証企業一覧はこちら。業種や受注形態別での検索も可能ですので、ぜひご活用ください。

■TENDER PERSON・YUKI HASHIMOTO トークショー

最終日には、「TENDER PERSON」 デザイナー ビアンカ氏・ヤシゲユウト氏、「YUKI HASHIMOTO」 デザイナー 橋本祐樹氏をゲストに迎えて、会場内でトークショーも開催しました。司会は糸編の宮浦晋哉氏。
公式YouTubeにアーカイブを公開しています。デザイナー自身から語られる「未来に問いかけるものづくり」に対する思いや姿勢、ぜひご覧ください。

今年度は「未来に問いかけるものづくり」をテーマに、ファッションが抱える課題に製造の現場から何ができるか模索しながら、さまざまな新しい試みにチャレンジしてきました。
TOKYO KNITの挑戦はまだまだ続きます。今後の取り組みにも、ぜひご期待ください。